【S20最終201位 ディンカイネクロ展開スタン

たかちーぽけです!S20お疲れ様でした。

禁伝環境では初めて結果を残すことができたので構築記事を書きたいと思います。

 

TNたかちーぽけ 最終201位 レート2006

TNけい 最終236位 レート2001

 

f:id:takachitan:20240801133030j:image

 

 

 

使用構築のレンタルを掲載します。

f:id:takachitan:20240801132713j:image

 

 

 

〜構築経緯〜

レギュGスタート当初は襷黒バドやチョッキホウオウなどの禁伝を触っていたが、役割が分かりづらくて自分の肌に合わなかった。

禁伝で1番好きなポケモンが日食ネクロズマだったので、このポケモンを軸に構築を組むことを決めた。

1体しか採用できない禁伝枠は単体性能、抜き性能を極限まで伸ばして活躍の幅を広げたいため、竜舞+あさのひざし型での採用を決めた。

 

エースのネクロズマを通していくにおいて

 

・ヘイラッシャやラウドボーンなどのてんねん持ち

・一般的なディンルー

・竜舞を積む前に出されるコライドン

・型が不明なままのウーラオス

 

などに対して一定の回答を持たなければならないため、ゴツメ渦アンコカイリューを次に採用した。

 

次にミライドンの事を考えると地面枠が欲しく、同時に定数による削りも実現できるステロ撒菱ディンルーを採用した。

 

ここまででディンカイネクロというタイプ補完の優れた並びが完成した。

ここでsvのBIG6と言われた「ディンカイサフゴパオカミラオス」を思い出してみると、残りの3枠に当てはまるパオカミラオスは対面的なポケモンたちであることから、

同様に本構築の残りの3枠も、比較的対面的に動かしやすいポケモンで構成したいと考え、

 

・日ネクが苦手なママングライやホウオウループ、その他受けに対してステロと合わせて崩しが容易な水オーガポン

 

・日ネクが苦手な黒バドを上から制圧するスカーフイーユイ

 

・初手に投げられやすいパオカミラオスに出し負けしないオボンオオニューラ

 

で最終的に構築が完成した。

 

 

 

〜個体解説〜

 

ディンルー@フィラのみ

テラスタイプ どく

性格 わんぱく

特性 わざわいのうつわ

努力値 H212 A4 B140 D124 S28

実数値 257-131-179-×-116-69

技構成 カタストロフィ ステルスロック まきびし ふきとばし

 

禁伝環境においてもめちゃくちゃ固い。

ミライドン構築に対してはほぼ100%投げた。

技構成の兼ね合いで目の前のポケモンを倒す術を持たないが、このポケモンの役割は場を荒らして裏に繋ぐこと+自身が退場するまでミライドンに電気技を打たせないことにある。

初手に出てくるミライドンは拘っている個体が大半だったため比較的立ち回りやすかった。

 

 

 

カイリュー@ゴツゴツメット

テラスタイプ フェアリー

性格 わんぱく

特性 マルチスケイル

努力値 H244 B172 S92

実数値 197-×-150-120-120-112

技構成 ほのおのうず アンコール でんじは はねやすめ

 

一般枠最強ポケモン

スケショ以外のコライドンに強く、ネクロズマを意識して出てくるラウドボーンやヘイラッシャを嵌めることが可能。

でんじはによる有象無象への誤魔化し性能もかなり評価が高い。

ミライドンの電気技やハバタクカミのムーンフォースをアンコールして退場し、裏のネクロズマの起点を作る動きもかなり強力だった。

 

 

 

 

ネクロズマ@たべのこし

テラスタイプ 地面

性格 ようき

特性 プリズムアーマー

努力値 H244 A28 B4 D4 S228

実数値 203-181-148-×-130-138

技構成 フォトンゲイザー じしん あさのひざし りゅうのまい

 

本構築のエース

このポケモンの強みは素のタイプが優秀で性能をテラスタルに全く依存しない点にあると思う。

積みエースでありながらどくびしやステルスロックに怯えなくていいのが使いやすかった。

環境上位の禁伝とは異なり高速再生技を覚えるため、対面的に削って誤魔化そうとしてくる相手の立ち回りを咎めて勝つこともかなり多かった。

 

禁止伝説の攻撃を受け切ることはできないが、一般枠程度ならチョッキガチグマ相手でもテラスによる耐性変化も込みでりゅうのまいを1度積んで突破することが可能。

かみくだくつるぎのまいを持っていないパオジアンもそこそこ多く、それらはしっかり起点にした。

 

対禁伝においてはミライドンやテラパゴス、白バドに滅法強い。

テラスタイプはいくつか選択肢があると思うが、個人的にはミライドンに強い。地震の火力上昇、でんじはへの耐性、などの面から地面が1番強いと思う。

 

 

 

 

オーガポン@いどのめん

テラスタイプ

性格 ようき

特性 ちょすい

努力値 H252 A4 B108 D4 S140

実数値 187-141-118-×-117-162

技構成 つたこんぼう アンコール やどりぎのたね みがわり

 

最初は受けに対する詰ませ役として採用した。

終盤は数を減らしていたがホウオウラッシャに対して単体で強く、ママングライやディンルー、キョジオーン入りなどの低速受けサイクルをステロと合わせて簡単に破壊できる。

白バド軸に対して初手に投げて身代わりで型を判別したり、カイオーガに安易に水技を撃たせない点も強力だった。

白バド、カイオーガ、ホウオウに対して殆ど負けなかったのはこのポケモンのおかげ。

 

 

 

 

イーユイ@こだわりスカーフ

テラスタイプ ほのお

性格 ひかえめ

特性 わざわいのたま

努力値 H4 C252 S252

実数値131-×-100-205-140-152

持ち物 こだわりスカーフ

技構成 あくのはどう かえんほうしゃ ふんえんオーバーヒート

 

黒バド軸に対するフィニッシャーとして採用

実際は黒バドがこうそくいどうを積んでくるせいで上からしばかれたり、瞑想を積まれて倒せなくなったり、取り巻きにステロを撒かれるせいでまともに受け出しすることが厳しかったり、相手もスカーフを持っていたりと、対黒バドは4割くらいしか勝てなかった。

中盤までの黒バドはメガネや襷が多く、ステロorどくびし+こいつで取り巻きも全員いけたのだが、黒バドに対するフィニッシャーとしては少し心もとなく、環境的に向かい風だったように感じる。

一方で黒バドに勝てる時はすんなり勝てたり、ザシアンを上からワンパンできたりと、このポケモンのポテンシャルを感じる部分もあるため非常に難しい。

調整や技構成、テラスタイプに関してはまだまだ検討の余地が充分にあると思う。

 

 

 

 

オオニューラ@オボンのみ

テラスタイプ ゴースト

性格 わんぱく

特性 かるわざ

努力値 H252 B252 S4

実数値 187-150-123-×-100-141

技構成 フェイタルクロー インファイト

シャドークロー どくびし

 

コライドン軸や、黒バドパオカミラオスみたいな対面構築に対する初手要因としてよく投げた。

特に本構築は初手にパオジアンを呼びやすいため、そこを逆によくカモってくれた。

コライドン軸はコライドンから、黒バド軸は黒バド以外から入ってくることが多く、その点は噛み合っていたが、順位が上がるにつれてコライドン軸にグライオンが同居している割合が高くなっていたのが辛かった。

どくびしは黒バドの絶妙な耐久ずらしや、ステロと違って継続ダメージであることによるタスキ潰しの点で非常に有効で、黒バドに対してもディンルーではなくこいつを積極的に選出した。

シャドークローはゴーストへの打点としてほのおのパンチから途中で変更した。

 

 

【主な選出パターン】

vsコライドン オオニューラ+カイリューネクロズマ

vsミライドン ディンルー+カイリューネクロズマ

vsザシアン オオニューラ+カイリューorイーユイ+ネクロズマ

vs黒バド オオニューラ+オーガポン+イーユイ

vs白バド オーガポン+カイリューネクロズマ

vsホウオウ ディンルー+カイリュー+オーガポン

vsテラパゴス ネクロズマ+@2

 

上記は全て確定ではなく、あくまで傾向です。

ご了承下さい。

 

 

 

【きつい構築】

・vs黒バド

単体ではなく、もっと構築全体で処理ルートを多く用意するべきだった。(=ノーマルテラスをどこかに仕込むべき) 

 

・vsコライドン+グライオン

より上を目指すなら、この並びに対するもっとハッキリとしたカウンターを用意すべき。

(実際はグライオンにディンルーを受け出しし、ステロ撒菱をしてから本体にカタストで削りを入れてふきとばしを押し、相手のハバタクカミの前でネクロズマで竜舞の起点にする。という厳しい立ち回りを要求されていた。)

 

剣舞パングロラオス

剣舞パオジアン

・ちょうはつ持ちのハバタクカミ

 

 

【最後に】

正直キツい相手も多かったですが、好きな日ネクで何とか順位を伸ばせて嬉しかったです。

アンコールという技が、キツい構築相手に対しても大きな捲りの可能性を秘める強力な技だと実感するシーズンでした。

S21はどこまで本気でやるか分かりませんが、しっかり楽しみたいと思います。

 

S20お疲れ様でした!